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薬を食べ物の組み合わせ その2

薬を食べ物の組み合わせ その2

咳止めとイクラ……  

キサンチンとイクラ

 本日も、薬と食べ物の組み合わせについてお話ししたいと思います。まずは、「咳止め薬とイクラ」の組み合わせです。咳止め薬に含まれる気管支拡張成分のキサンチン類という成分があります。この成分は、咳止めのほかにも気管支喘息の治療薬としても用いられています。このキサンチンという成分ですが、代謝の過程に於いて体内で尿酸に変化します。咳止め薬として飲む程度なら良いのですが、お寿司のネタの上位ランキングに上げられるイクラなどプリン体を多く含む食品と一緒に摂ることで、痛風疾患になることがあり注意が必要です。プリン体は体内で、キサンチンになり尿酸に変化します。尿酸の血中濃度が上がります。尿酸値が上がるわけですから、痛風になりやすくなりますので注意が必要です。さらに、白子やアンコウの肝やレバーとビールとなると痛風一直線です。食べ合わせに気をつけて頂きたいです。

咳止めと焼き魚のおこげ……  

テオフィリンと焼き魚のおこげ

 次も咳止め薬と喘息の治療などに使われる薬の成分に気管支拡張成分のテオフィリンがあります。この成分は、例えば焼き魚のお焦げに含まれる成分と反応すると、咳止めの薬効成分が体外に速く排泄されてしまいます。つまり効果が弱くなったり効き目がなくなったりすることがあるので注意が必要です。焼き魚のお焦げ以外にもお肉などのお焦げにも注意が必要です。

咳止めとカフェイン……  

テオフィリンとカフェイン

 それとこの気管支拡張剤であるテオフィリンの使用中にコーヒー、紅茶、緑茶などのカフェイン含有物を大量に摂取すると、頭痛や動悸などがおこる可能性があります。これはテオフィリン薬とカフェインの分解が互いに邪魔され両者の作用が増強するためです。この他にも、痛風治療薬アロプリノール(ザイロリック)や抗潰瘍薬シメチジン(タガメット)などもカフェインの作用を増強するため、カフェインの大量摂取は控えた方がよいでしょう。
 それと、テオフィリンの副作用として頭痛、吐き気、嘔吐などのほかにけいれんが知られていますが、子供の場合特に、血中濃度が正常値を示していてもテオフィリンの摂取により、けいれんを起こす場合があります。必ず医師の指示を仰ぎ、処方された用量、用法を守って服用するようにしてください。

降圧剤と烏龍茶……  

塩酸ベラパミルと烏龍茶

 次は降圧剤と烏龍茶です。近年烏龍茶のポリフェノールが脂肪の吸収を抑えるということから、食事でも烏龍茶を飲まれるケースが多くなっていますが、高血圧で降圧剤を飲まれている方は、注意が必要です。降圧剤に含まれる「塩酸ベラパミル」という成分と烏龍茶の成分のカフェインの相性が悪いのです。この薬の成分は、末梢血管を拡張して血圧を下げ、心臓を栄養する冠状動脈を拡張して心臓への血液供給量を増して、心臓を休ませるお薬です。狭心症や心筋梗塞症など慢性の虚血性心疾患に使うお薬です。この成分が含まれる降圧剤と烏龍茶を一緒に飲むと、塩酸ベラパミルの効き目を下げてしまう恐れがあるのです。ひどいときは動悸や息切れ、神経過敏といった症状を起こすことがあるので、十分な注意が必要です。これらの降圧剤は、烏龍茶に限らず、コーヒー、紅茶、緑茶などのカフェインを含む飲料全般にいえることですのでお気をつけください。

降圧剤とグレープフルーツ……  

カルシウム拮抗剤とグレープフルーツ

 もう一つは、降圧剤の中でも一般的によく使われる「カルシウム拮抗剤」ですが、これはグレープフルーツとの相性が最悪に悪い組み合わせになります。細胞内へのカルシウムイオンの流入を抑制し、筋肉の収縮をブロックすることで血管を膨張させ、血圧を下げる働きがあります。実はこの成分とグレープフルーツをそのままでも,ジュースのグレープフルーツでも、一緒に飲んだりすると、血圧を下げる効果が増大して極端な低血圧に陥り、意識障害を招くケースも考えられるくらい相性の悪い食べ合わせになります。なぜならば、グレープフルーツに含まれる「ナリンジン」という成分が、薬を代謝する酵素の働きを阻害するために、カルシウム拮抗剤の成分が体内から排泄されずに残ってしまい血圧を下げ続けてしまうからです。オレンジには含まれていませんが、かんきつ系のフルーツに含まれている可能性が高いので、食べるのを控えましょう。ナリンジンは、10時間以上経っても分解されないことがあります。グレープフルーツを食べた直後だけに注意するのではなく、降圧剤を使っている時は食べない方が良いです。ジュースにもナリンジンが含まれているので、ミックスジュースには特に注意した方が良いです。以上、本日は咳止めと降圧剤との食べ合わせが悪い食べ物のお話しでした。



倉敷市下山薬局

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