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美容トラブルと食養生 その5 ハプニング対処法

美容トラブルと食養生 その5 ハプニング対処法

生ものを食べ過ぎた時……  

ノロウイルス

 本日も美容と食養生シリーズです。当日のハプニングにも応じられる漢方の食養生です。まず「生ものを食べ過ぎたとき、食べなれないものを食べすぎたときに」使う食養生です。これは紫蘇の葉です。解毒作用と殺菌作用があり、食中毒にも薬効を発揮します。青紫蘇の葉を刺身のつまにするのもそのためです。特に魚の毒消しには一番適しています。かに、エビ、サバなどの蕁麻疹、呼吸困難、喘息、などにも病院に行くまででも、時間あればすぐにお召し上がり下さい。それと、カニは好きだけどもアレルギーがある方も、紫蘇の葉を5~6枚食べてお召し上がり頂くとアレルギーが出ないという方もいらっしゃいます。また、食べなれなれないものを食べて調子が悪くなった時には、紫蘇の葉でくるんだ梅干しを食べると治ります。

紫蘇の葉の逸話……  

紫蘇の葉

 ちなみに紫蘇という字が出来たのは、中国の三国志の時代だと伝えられています。それによると、華佗という名医が川べりを歩いていて、食堂でかにをたくさん食べている子供を見かけ、「そんなにかにを食べていると、お腹が痛くなって大変だよ」というと、「自分で働いた金で食べているのに何が悪い。」と言い返されました。華佗は店の主に「もし夜中に腹痛があるようなら、私の所に連絡するように」と言いおいて宿に帰ると。弟子に紫色の葉を集めさせました。その晩、その子はひどい腹痛にみまわれたので、紫蘇の葉を煎じて飲ませたら命が助かったという逸話があります。紫の葉で蘇ったから、それでその葉を、紫蘇というようになったといいます。

生姜は「嘔家の聖薬」……  

生姜1

 次は、「車酔いや精神的ストレスによる吐き気予防には」です。これはまず生姜になります。昔から吐き気全般に効くため、「嘔家(よく吐く人)の聖薬」といわれていますが,吐き気止めの即効性があります。車酔いをしやすい人は、梅干しの果肉に生姜のみじん切りを混ぜ合わせた小さい団子を作り、ラップフィルムなどに包んで持ち歩くといいでしょう。それを時々口にしていれば車酔いをしなくてすみます。これが作れない人は、漢方薬の呉茱萸湯をいう薬をお飲み下さい。それと、冷たい飲み物は、乗り物酔いの原因になりますので、くれぐれもお控え頂きますようにお願いいたします。

吐き気には、生姜と内関……  

3内関

 精神的なストレスによる吐き気やつわり、二日酔いには、熱いお湯に生姜をすり下ろしていれ、熱々をかき回しながらゆっくり飲みます。それと乗物酔にも二日酔いにも、精神的ストレスによる吐き気にも、よいツボは、内関と言いまして、これは手のひらを見て下さい。手首のシワから肘に向かって指の幅2,5本~3本分のところの2本のスジの間の中央にある内関というツボです。手首付け根に人差し指と中指を当て確かめて見て下さい。左右の腕にありますので両方のここを良く揉んたり、強く押さえたりして下さい。ゲッと吐きそうなとき、気持ち悪いときに押さえますと吐き気などが止まります。
 つわりもひどい方は苦しんでおられますが、漢方薬では桂枝湯とか、半夏厚朴湯とか、縮砂を少しかむとか、有効な方法がありますので、お困りの方はご相談下さい。

トイレに何度も行く人……  

頻尿

 次は、「トイレに頻繁に行かなくてすむ方法」です。これはお餅になります。餅米は利尿抑制の即効性があるので、小水が近い人は、出かける前に焼いた餅を食べておくと、一定時間小水を我慢できます。それと、銀杏も餅米同様に、利尿抑制作用の即効性があるので、出かける前に焼きたての銀杏を食べておくと、長時間小水を我慢できます。これでも効果が出にくい場合は、腎臓を温める回陽救逆湯と桂枝加竜骨牡蛎湯などをお飲み頂くと改善できます。
 また、最近は過活動膀胱など言われていますが、これも漢方薬が有効ですので是非ご相談下さい。
以上、本日は旅行などのトラブル対処術と食養生についてお話しいたしました。



倉敷市下山薬局

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