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年越しそばとお餅について

年越しそばとお餅について

年越しそばと健康について……  

年越しそば

 今年もあと残すところ、十日を切りました。このコーナーも今年あと残すところ2回という事になりました。本日は、年越し蕎麦の蕎麦とお餅についてお話しいたします。
 義士の討ち入り蕎麦という様な言葉もありますが、日本人は蕎麦好きです。又大晦日にお蕎麦を食べる習慣があります。この年越し蕎麦の由来とされる説は「細く長く達者に暮らせることを願う」というものがもっとも一般的です。穀物として蕎麦は冬のものです。寒い土地の主食として適した物です。だから、信州、東北、北陸のようなところにゆくとそば屋が多いのではないでしょうか。東京では蕎麦屋が多く、関西ではうどん屋が多いです。関西から南の方では、蕎麦よりもうどんを多く食べる習慣があるようです。蕎麦は大変健康的な食べ物です。行者さんが山中で行をするときに、他の食物は食べずに、蕎麦一味を水でかいて食べるそうで、これだけでも一ヶ月ぐらいは滝に打たれて修行ができるそうです。
 蕎麦の性質を漢方的に考えますと、食欲を回復させる。整腸作用を持つ。胃腸の機能を回復して活性化させる。体にこもった余分な熱を収め、体の老廃物を除き、毒のある物を分解する。等の効果があります。又現代医学的に見ますと、蕎麦には強い抗酸化作用があり、体が錆びるのを防ぐ。蕎麦にはルチンが豊富に含まれ、血圧を下げる働きがある。蕎麦には膵臓の働きを強化してインスリンの分泌を促進する成分があり、糖尿病の予防に役立つなどの研究報告がなされています。
 蕎麦の性質として、涼で気を降ろす作用がありますので、熱っぽい人で高血圧気味の人とか、高脂血症気味の人、糖尿病や生活習慣病予防の必要な人には、大変良く合います。ですから、お酒の席の最後の締めにお蕎麦というのは、お酒で熱っぽいときですから、最高のもてなしとされていたわけです。反対に全身冷え症の方で、下痢っぽい人、胃腸の弱いお子さまの場合は、沢山食べないように気をつけて下さい。その様な方は、せいろよりは温かいお蕎麦の方がよいと思います。
 それと蕎麦の成分には、アセチールコリン系の物が含まれていて、アレルギーのある人、特に喘息の方にはよくありませんので、気をつけて下さい。又このコリンの作用により便通をよくします。天ぷら蕎麦を食べますと天ぷらの油で腸が滑りやすくなりより便通が良くなります。

お餅と健康について……  

餅つき

 次はお餅です。餅米もうるち米に較べると陽性が非常に強くなります。だから、夏は心して餅を食べず、冬に食べる物と言われています。体は温まりますから冷え症の人や寝小便の子供にはよい物です。昔の日本人の食生活の中では、餅は栄養価の高い食品の一つであったわけです。だから正月はもとより、何かの祝い事には必ずお餅をつきました。それと栄養価が高いから、昔は峠の茶店には必ず力餅を売っていたわけです。しかしそれも肉食をしなかった昔のことで今日のように肉食の多い食事では反対に熱になりやすいので、気をつけなければなりません。

お雑煮について……  

雑煮

 お正月の雑煮も土地により色々な様式がありますが、それぞれおおむね理屈にかなっていると言えます。野菜とか味噌、ぶりなどの魚のたんぱく質に添えて、澱粉食たる餅を摂りバランスを取っていました。しかしながら、現代のおせち料理は、飽食の時代ゆえに、非常にたんぱく質が多く高カロリーになっているわけですから、この上、エネルギー化の高い餅を沢山食べるというのは、私を含めメタボチックな方は、おせち料理、お雑煮の食べ方を少し考える必要があります。

お餅は、おねしょに良いけど、アトピーの人は控えましょう……  

アトピー性皮膚炎

 餅を食べると寝小便に良いと言うことは、水を体内にためておく力があるわけですから、腫れやすい人や、痰の多い人は、多く食べてはいけません。またおできや腫れ物、ニキビをはじめ化膿性疾患の方、アトピー性皮膚炎など皮膚病の方も、お餅は控えて下さい。よくお正月の間で悪化してこられる事がありますが、お餅の食べ過ぎが原因のことが多くあります。
 お正月でお餅を食べ過ぎた後、七日正月は七草粥を食べて、お腹を軽くすることと野菜を沢山取り入れることは、非常に理にかなっていることになります。これらのことを少し注意して元気に年を越して、楽しいお正月を迎えましょう。



倉敷市下山薬局

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